ブラントエンドでクローニング可能なキット
PCR産物のクローニングにはTAクローニングをしていたのだけれど、High Fidelity PCR酵素を使うとPCR産物は平滑末端になっているので、Tベクターに入れるには一手間かかるのが面倒です。
平滑末端でもクローニング可能なベクターを使うとクローニング作業の手間が減らすことができます。これまでに試したキットは以下の2つ。
1 Zero Bluntクローニングキット
pCR-blunt ベクター (カナマイシン)
2 CloneJET PCR Cloning Kit
pJET1.2/blunt ベクター(アンピシリン)
どちらもセレクションに致死遺伝子を用いているため、セルフライゲーションしたプラスミドが入った大腸菌は増殖しない。pJET1.2の方がアンピシリンで選抜できるので、形質転換にかかる時間は短い。ECOSと組み合わせることでかなりクローニング作業に使う時間が短くなった。
なお、どちらもサーモフィッシャーから購入可能。
http://ajaja.blog.shinobi.jp/nucleic%20acid/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%99%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BCクローニングベクター
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