High Five 細胞
High Five (BTI-TN-5B1-4) Trichoplusia ni 由来
細胞はInvitrogenから購入 (10万円オーバー。高い、、、)
培地はExpress Five SFM にFBSを終濃度2%で添加
High Fiveは一般的にSf9よりも異種タンパク質の発現量が高いとされている。特に分泌発現において。
しかし、バキュロウイルスの生産能はSf9におとるため、ウイルスストックはSf9で作製する必要がる。Sf9において発現量に不満がある時に試してみるとよい。
冷凍ストックからの起こし方
Invitrogenから購入した細胞は30°Cに設定したウォーターバスにて急速解凍。
T75フラスコに培地を11 mL入れ、細胞懸濁液を加えて28°Cでインキュベート。
しかし、僕の条件では細胞は増殖はしているが、ダマダマになり、ほとんどの細胞がフラスコに接着せず浮いている状態。
浮いている細胞を回収し、サスペンションカルチャーにしたところ問題なく増殖。
サスペンションでもHigh Fiveはダマダマになるので、ヘパリンを終濃度10 U/mLになるように培地に添加する。
フラスコに残っていた細胞は一週間ほどでフラスコに接着し、増殖するようになった。
おそらくInvitrogenで販売しているHighFiveはサスペンションカルチャーされている細胞だと思われる。
また、HighFiveはサスペンションから接着に移行するためには馴化する必要があるのだろう。
購入した細胞を起こす時は注意が必要。
http://ajaja.blog.shinobi.jp/cell%20culture/highfive%20%E7%B4%B0%E8%83%9E%20%E2%91%A0HIghFive 細胞 ①
ランキング参加中