たたかう植物: 仁義なき生存戦略
稲垣 栄洋 著
動物と違い、芽を出した植物はその場から動くことができない。
そんな植物が、生きていくための戦略をぎゅっと濃縮して紹介してある。
内容は平易で、さらっと読むことができる。
なんとなく植物のことを勉強したくなった僕にはちょうどいい内容。
植物が他の植物の生育を阻害する物質を出していることを本著で初めて知った。アレロパシーというらしい。
除草剤への応用が研究されていたり、連作障害の原因にもなるとのこと。
このような活性を持つ化合物の生合成系がどれぐらいわかっているのかが気になります。
参考文献がのっていないのが残念だが、植物を勉強するための入り口としてはとてもいい本でした。
http://ajaja.blog.shinobi.jp/books/%E3%81%9F%E3%81%9F%E3%81%8B%E3%81%86%E6%A4%8D%E7%89%A9たたかう植物
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