Sf9 細胞 サスペンションカルチャー
Sf9をラージスケールでタンパク発現をしたい時に、接着培養でフラスコの数を増やしていくのは現実的ではない。
スケールアップをしたい時は振盪培養に切り替えるのがいいでしょう。
タイテックのホームページに培養の仕方が詳しく書かれているのでよく参考になります。
http://taitec.net/Tips/Sf-9.php
細胞培養をよくやるラボならホームページに書いてある通りでいいと思う。
ただ、研究室で申し訳程度に一人で細胞をいじっているような時は、シェイカーをずっと専有したり、スピナーフラスコをずっとスターラーの上に置いておくと白い目で見られる、、、
というわけで、自分はウオーターバスシェイカーを使って培養しています。回らない、縦に動く振盪機
三角フラスコはディスポではなくガラスのを使ってシリコ栓でふたをしてオートクレーブしたものを使い、シェイカーの上にアルミホイルをのっけて遮光しています。
Sf9はかなり丈夫な細胞でこんなんでも元気に増殖してくれます。
振盪機の早さは90 stroke/min
300 ml のフラスコは培地70 ml、500 ml のフラスコには120 ml で培養しています。
バキュロウイルスを感染させる時は細胞を1x10
6 cell/mlにし、28°Cで72H 培養後集菌すればOK。